JALとANAのマイレージ上級会員って何?
沖縄移住にも沖縄旅行にも必ず考えなくてはならないのがどの航空会社を選ぶか?という問題があります。
出張や旅行等で、飛行機を利用することが多い方は一度、JALかANAのマイレージ上級会員のステイタス取得を検討してみるのはいかかでしょうか?
マイレージ上級会員とは、一年間に乗りまくってJALとANAが定める基準をクリアするとお得意様特権が付与されるという仕組みです。
お得意様を逃がさない航空会社側の仕組みでもあります。
JALの場合はJGC(JALグローバルクラブ)、ANAの場合はSFC(スーパーフライヤーズカード)への入会がその会員権となります。
そもそもマイルって何?
航空会社が行う顧客へのポイントサービスのことである。
主なマイレージサービスは会員旅客に対して搭乗距離に比例したポイント(一般的に単位はマイル(陸上マイル≒1609mではなく海里=1852m))を付加し、そのマイルに応じた無料航空券、割引航空券、座席グレードアップなどのサービス提供である。また、最近では航空会社と関係なくとも「継続的な顧客への付加サービス」を提供するためのポイント集計システムに対して「マイレージ」という呼称を使用することも増えている。
受けられるメリット
上級会員になることは、飛行機ではいろいろ優遇されマイルが通常より多く貯まるので、一石二鳥になります。
内容は改定もありJALとANAでも違うので、主なメリットを以下にまとめます。
予約時
搭乗口に近い先頭の席などが選べる
最前列には著名人が乗ってたりします!間違ってもサインや握手を求めちゃいけません。
優先的にキャンセル待ちできる
飛行機のキャンセル待ちをしないとならない状況でも優先的に席を確保してくれます。
空港チェックイン時
専用のカウンターで混雑しない
お盆・GW・年末等の繁忙期もチェックイン時の長蛇の列を並ぶ必要がありません。
時間も読みやすくなるので安心です。
預ける荷物の重量制限がゆるい
大きな荷物や超過料金が発生する重い荷物も制限がゆるいので、無料で預けることができたりします。
搭乗前
ラウンジが無料で利用できる
各空港に用意された専用ラウンジを会員本人と同行者1名様まで入室できます。(通常は数千マイルと引き換え)
ドリンクはもちろん、ビールもウイスキーも飲み放題です。那覇空港のラウンジには泡盛とオリオンビールまであります。家族連れにうれしいキッズルームがあるラウンジもあります。
ビジネスマンにはWifiや電源もあるので、たっぷり仕事をすることもできます。
また、国際線のラウンジでは軽食も食べられて、シャワーがついてたりします。(空港によってサービスは違います)
搭乗時
優先搭乗ができる
小さなことですが、先に機内に入れるということで混雑を免れることができます。
到着時
預けた荷物が早く出てくる
荷物回転台の前で待つ時間も最小限になります。真っ先に空港の外に出られるメリットは意外に大きいです。
その他
フライトマイルが多めに貯まる
ステータスに応じて、通常のフライトマイルの1.5倍というようなマイルを付与してくれます。
効率良く貯まるので、特典の航空券への引換もしやすくなります。
どうしたら上級会員(JGC・SFC)になれるの?
ざっくり言うとJALかANAの好きな方をを選び、1〜12月の12ヵ月間に乗りまくることです。
入会できるステータス(JALの場合はサファイヤ以上、ANAの場合はプラチナ以上)基準をクリアすることが目標になります。
この基準を一度だけでもクリアできれば、以降はマイレージ機能付帯型のクレジットカード(年会費は必要)を持つことで、永続的に上級会員(JGC・SFC)の資格を維持することができます。
(1)マイレージのカードを作る(無料)
JALかANAか好きな方を選びます。携帯電話会社のようにサービスも価格もほぼ同じです。
よく使う路線に直行便がある等、好みで選ぶと良いと思います。
ショッピングマイルで、ANAはedyで、JALはwaonと連携してるので普段貯めてるポイントを考慮するのも良いかもしれません。
(参考)JALマイレージバンクカード
(参考)ANAマイレージクラブカード
(2)1月〜12月の12ヵ月間にたくさん乗りまくる
一年間にどれだけ乗ったか(ポイントを貯めたか)で、獲得できるステータスが変わります。
JALなら50,000FLY ONポイント、ANAなら50,000プレミアムポイントが最低条件です。
もしくは15,000フライトマイルかつ50回以上の搭乗という基準もあります。
50,000ポイントをクリアするには、
羽田↔大阪なら約45往復
羽田↔那覇なら約13往復で達成できます。
(期間・運賃・カード種別によりポイントは変わるので、あくまで目安です)
月イチペースで沖縄から飛行機を利用する方は、意外にチャンスがあるかも!
(参考サイト)JAL FLY ONポイントのシミュレーター
(参考サイト)ANAプレミアムポイントとフライトマイルのシミュレーター
(3)マイレージ機能付帯型のクレジットカードを申し込む(有料)
最低条件をクリアしたら、その権利を失わないことが重要です。
上級会員の有効期間は原則1年間なので、本来は毎年50,000フライトマイルを乗り続ける必要があります。
毎年、コンスタントに乗り続けることが難しい場合、一度でもこの基準をクリアできれば、マイレージ機能付帯型のクレジットカードを持つことでこのステータスを維持できます。
JALグローバルクラブカード、ANAスーパーフライヤーズカードがそれにあたります。
年会費はかかってしまいますが、せっかく到達したステータスを失うよりはずっとお得になります。
(参考サイト)JALグローバルクラブカード一覧
(参考サイト)ANA スーパーフライヤーズカード一覧
沖縄と内地の往復はマイルが貯まりやすい!
移動距離によって貯まるフライトマイル。
当然、距離のある沖縄は国内移動ではマイルが貯まりやすい発着地となります。
15,000フライトマイルかつ50回以上の搭乗という条件でもステータス(JALの場合はサファイヤ以上、ANAの場合はプラチナ以上)を達成できるようですが、沖縄発着であれば、50回も乗る必要がありません。
月イチ以上で飛行機に乗る方は、ANAの旅割・JALの先得等を用いれば沖縄発着便がもっとも少ない投資金額で上級会員への道が開けます。
マイル修行と言って、無理やり上級会員になる方もいらっしゃるようです。
マイル修行とは、
航空会社の運営するマイレージサービスに沿って多頻度客へ提供される特典を目的とした、有償航空券による旅行の俗称。 そのような旅行者は短期間に多回数飛行機に乗り続ける上、体力と時間と貯蓄を消耗するなど心身の苦痛も伴うため、僧侶の修行に例えられ、マイル修行僧と呼ばれる。
チャンスがあれば人生で一度だけ上級会員を目指す?!
仕事で利用しない限り、この基準をクリアするのは非常にムズかしいです。
ただ、沖縄は遠いのでマイルがたくさん稼げます。
沖縄移住しても定期的に出張がある人や国内旅行を多くされる方は、意外と簡単にマイレージ上級会員の条件をクリア出来るかもしれません。
もし、基準まで無理せず達成できるのであれば、人生で一度だけ上級会員(JGC・SFC)を狙うことに損はないです。
手厚いサービスを受けられるJAL・ANAは、ビジネスでの利用や小さなお子様がいる旅行には安心です。
ただ、運賃はLCCやスカイマークと比較する早めの予約をしても高いです。
スケジュールと料金のバランスを見定め、LCCも多いに活用すべきだとも思います。
私も半分以上はLCCを使ってます。
ANA旅割・JAL先得をうまく利用して、上級会員になったからにはそのステータスを堪能したいのですが、
LCCの安さが勝る場合が最近多いです。。。
上級会員になることで、フライトマイルが貯まりやすくなります。
家族で共同でマイルを貯めたり、買い物でもマイルを貯めることで、航空券への特典も得られやすくなります。
LCCでも運賃の高い繁忙期には、貯まったマイルを特典航空券として消化することもオススメです。
(参考)沖縄移住への第一歩。国内線航空会社選びのポイント
那覇空港国内線ターミナルでは、JAL・ANA・SKYマーク・ソラシドエアー・jetstarが、
那覇空港LCCターミナルでは、バニラエアー・Peachがそれぞれ就航しております。(2015年9月現在)