最近、ショッキングな事故が報道されました。小学生を含む、家族3人がシュノーケル中に死亡するという事故です。
これに限らず、沖縄の新聞では夏の遊泳シーズンになると、シュノーケルなどによる死亡水難事故をたびたび目にします。
沖縄の海は確かにきれいで美しく、沖縄移住や観光の目的になることがほとんどですが、やはり海は危険と隣り合わせだということを認識して、事故に遭わないようにしましょう。
ライフジャケットは必ず着用を!!
ホテルなどの整備されてる浅めのビーチで、監視員が常駐してるようなところではほとんど必要ではありませんが、シュノーケルやマリンスポーツ、水深の深いところや整備されてない自然のビーチなどで遊泳する場合は必ずライフジャケットを着用しましょう。
見た目は穏やかでも、うねりと呼ばれる波や、リーフカレントという流れの早い潮が存在したりと、どこに危険が潜んでいるのか素人目にはほとんどわかりません。
個人的な経験も含むのですが、ライフジャケットを着用さえしていれば死ぬことは回避できるように思います。
前述した家族も、最初はライフジャケットを着用していたそうですが、子どもが潜れないとの理由で外した時に潮に流されたそうです。
特に、子どもは海や川など水辺で遊ぶときは、入らなくてもライフジャケットは常に着けてたほうがいいですね。目を離した隙に…という事故も多いので。
Amazonでも千円台から売ってます。命が千円台で買えるならそんなに高くはないですね。
気象情報を必ず見て!!
沖縄に来たら、絶対に海に入りたい!という気持ちもわからないではないですが、台風の接近時や高波などの時は海に入ることは避けてください。
もちろんシュノーケルを予定してる場合は中止してください。自殺行為です。
天気予報などで、波の高さやうねりの発生など、ある程度の情報ならすぐに調べることはできるので、決して無理はせず安全を第一に考えてください。
水難事故を未然に防ごう!
準備運動として体操をする、なるべく1人で入らない、長時間の遊泳は避ける。
浮力があるものを持って行く、海遊びが不安ならダイビングショップなどを利用する。
備えあれば憂い無しです!
もし溺れてる人を見かけたら
助けたい気持ちはわかりますが、何も持たずに飛び込んで救助に向かっても、ほとんど助けることは不可能です。
むしろ共倒れになるか、救助者が犠牲になることが多いそうです。ペットボトルなど浮力のあるものがあれば投げ込んでください。周りにいる人に助けを求め、できる限り入水せずに救助する方法を考えてください。川なら119番、海なら118番通報を行ってください。海や川に行くときは、何か浮力のあるものを持って行くようにしましょう。
水難事故 救助方法
自分自身が水難事故に遭った場合
仰向けになり、とにかく浮いて救助を待ちましょう。着衣してる場合は脱がないほうが浮力を得られるので、そのまま浮いて待つことです。
海上保安庁 着衣泳
救命処置
溺れてる人を助けることができた場合、救命処置を行うことがあるのですが、医療従事者や救命処置を日頃から意識してる人じゃないと、ほとんど行うことはできないと思います。
私は看護師をしてるのですが、私たちでさえ心臓が止まってる患者を発見したときにはパニックになることがあります。
なのでやるべきことを簡潔に書きます(正式な手順も下記に書いておきます)
1 意識の確認。声をかける、肩をたたくなど。
2 意識のない場合は救急車を呼ぶ
3 呼吸の確認。胸やお腹の上下を見て確認。
4 呼吸がない場合は心停止と判断、心臓マッサージの開始
5 乳首と乳首の間を、肘をまっすぐにして両手で押す。イメージとして5cm沈むくらい、1分間に100回ほどのスピードで。
この書き方は賛否両論ありますが、まったく救命処置をやったことない人がここまでやるのも難しいと思います。
なので、息をしてない!心臓が動いてない!と思ったら救急車を呼んで、到着のまでの間に心臓マッサージをしてください。時々、どこか体が動いてないか確認してください。
これだけでも救命率は上がります。
人工呼吸は、感染の問題があったり技術的にも難しいのでやらなくても大丈夫です。
もちろん、正式に行えることが望ましいのは言うまでもないので、正しい手順を覚えておくことをお勧めします。
免責事項として
私は水難事故の専門家ではないので、ここにある情報の利用は各自の責任にてお願いいたします!!
ここの情報を利用したことによる損害や不利益が出たとしても当サイトは一切の責任を負いません。ご了承をお願いします!!
最後に
沖縄の海は本当にすばらしく、とても貴重な体験や経験に成りうることだと思います。
安全に海と付き合い、楽しい思い出を、決して悲しい思い出にすることのないようにしてください☆