
沖縄では、「にんべんのあるナカですか?」と
聞かれることがよくある、沖縄移住11年目の中山です。
東京都民27年、沖縄県民11年間の私は、那覇市内で4回の引っ越しを経験しました。
那覇市は、空港や県外・離島とを結ぶ那覇港もあり、沖縄県の玄関口としての役割があります。
また、沖縄県の政治・経済の中心で人口32万人(2016年現在)は、県内最大の都市です。
コバルトブルーの海、深緑の森という沖縄の観光イメージとは少し違います。
はっきり言って都会です。
人口密度でいうと千葉の松戸市と同じくらいで、電車のない松戸。といっても過言ではないかもしれません。
また、坂が多いので、自転車に乗る大人が少ないのも松戸とは違います。
内地とのギャップが少ない分、移住するには住みやすい地域とも言えます。
仕事も人口と比例して那覇を中心に探した方が見つかりやすく、
地域の性格上、移住者や単身赴任の方が多く住まわれる町もあります。
人口32万人は、東京の新宿区とほぼ同じ人口です。
東京の地域性や雰囲気を合わせると、
移住する方や那覇市へ引っ越しされる方にもイメージがわきやすいと考えました。
私見となりますが、那覇市の主要な街を東京の街に例えてみたいと思います。
観光客と修学旅行生がたくさん!国際通り
いわずと知れた那覇のメインストリートとしてたくさんの観光客が集まります。
昼はお土産、夜は居酒屋と、観光客を呼びこむキャッチの方もたくさんいて一日中賑やかです。
買い物客で溢れ、活気があり、ガード下のようなアジアな雰囲気もあるということで、
東京の街に例えると、、、アメ横
新鮮な魚が並ぶ公設市場周辺は、アメ横センタービルの匂いと完全に一致します。
中国人の爆買い風景も同様に見られます。
国際通りの裏通りにあたるパラダイス通りには、おしゃれな雑貨屋やカフェも点在します。
その点は、アメ横ではなく竹下通りの裏原だという意見もありましたが…

国際通り ドン・キホーテ
昼夜問わず、賑わう国際通り
24時間営業のお店や閉店時間の遅い居酒屋もたくさんあるので、夜もたくさんの人で賑わいます。
クラブも数軒あるので、週末は若者や外国人の方もたくさん。
また、ストリートミュージシャンや露天商に会えるのもアメ横の雰囲気に似ています。
オススメスポット
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沖縄経済の中心地も夜は酔っぱらい!久茂地

久茂地 沖縄銀行本店
沖縄県でもっとも路線価の高い地域がある久茂地。
昼間はオフィス街で、サラリーマンをターゲットに弁当屋がたくさん出現します。
スーツやかりゆしウェアを身につけたサラリーマンがたくさんいて、経済の中心地といえます。
車社会の沖縄ですが、ここはゆいレールやバス等の公共機関が使いやすく、歩行者が沖縄で一番多い地域のように感じます。
昼間の歩行者数が、東京と沖縄の大きな違いですが、ここ久茂地は東京の雰囲気に似ています。
夜は、泥酔した昼の企業戦士たちをよく見かけるので、
東京の街に例えると、、、新橋
大手企業とサラリーマン、そして居酒屋。なかなか近いものを感じるのは私だけでしょうか…

久茂地交差点 沖縄タイムス本社
居酒屋もバーもカフェも大集合!
人も集まりやすいので、宴会や模合に使えそうなお店もたくさんあります。
東京では当たり前ですが、駐車場併設の居酒屋がほぼありません。
家でシャワー浴びてからタクシーで向かうパターンがここでは多いように思います。
観光客向けや赤提灯、女子会が似合うカフェや内地企業の那覇支店まで、ありとあらゆるお店がたくさんあります。
オススメスポット
食と住のコンセプトショップ
オハコルテベーカリー(泉崎)
居酒屋×バル=ニッポンのバル・チーク!
CHEEK(チーク)
新しい街。移住者も多く住む!新都心

新都心 楽市
平成になってから基地から返還された土地で開発された新しい街です。
住所は、天久・おもろまちがその地域となります。
移住者も多く住んでいて、県外のナンバーも良く目にします。
大規模なショッピングセンターもあって、便利な反面、週末は渋滞に悩まされます。
大型の店舗と整備された町並みに、新都心公園・高層マンションが立ち並び、
週末は、イベント等で親子連れが賑わいます。
東京の街に例えると、、、豊洲
今後も高層マンションが増えていくのも豊洲あたりの開発地域と似ている気がします。

新都心 メインプレイス
夜は、車移動がメインなので、歩行者があまりいません。
駐車場が併設してる居酒屋も多く、車で集まりやすいので、飲み会の会場として人気です。
ビジネスホテルも点在し、観光客も増えてきました。
運営母体が内地企業の居酒屋がたくさんあるのもこの地域の特徴です。
琉球歴史の重みを感じる首里

モノレール延伸工事中
琉球王朝の王城である首里城のおひざ元。
昔からの那覇の街が広がり、琉球王国のグスク及び関連遺産群として世界遺産にも登録された史跡も残ります。
歴史ロマンにあふれ、その魅力で近年は人力車や外国からの観光客で賑わうことから、
東京の街に例えると、、、浅草
古くからの建物や地元住民の方が多いことも浅草と通じるところがあるのではないでしょうか?

首里城ライトアップ
夜は、なんといっても首里城のライトアップが圧巻です。
周辺にお店は少ないですが、高台からの夜景が望めるお店や古民家で三線が聞ける居酒屋などの雰囲気のよいお店があります。
ベッドタウンで閑静な住宅地でもある小禄

モノレール小禄駅
1980年に国道331号以東の米軍施設が返還され、新都心ができるまでは閑静な住宅地として注目されていました。県内初出店であったイオン那覇をはじめ、モノレールの利便性もあって今なお移住者にも人気です。
那覇空港や自衛隊基地からも近いので、自衛隊の方も多く住んでいます。
私も長くこの地域に住んでいましたが、とても住みやすい環境でした。
ただ、空港からタクシーに乗ると近すぎて運転手に舌打ちされます。
東京の街に例えると、、、世田谷
ちょっとした公園もあり、買い物も便利なので都会育ちの移住者も困ることはありません。昼も夜も静かなので、世田谷の閑静な住宅街と似ているかもしれません。
あまり世田谷に行ったことがないので、世田谷のどことは言えないのですが…

モノレール小禄駅 ターミナル
夜は、歩行者はほとんどいません。多くはないですが、バーや居酒屋もあります。
行きつけのお店をつくると移住ライフがぐっと楽しくなりますよ!
おことわり
地域内にもいろいろな側面があり、異論は多々あるかと思われます。
個人的な主観での比較としてご了承ください。
もちろん、那覇市以外も沖縄には魅力のある地域がたくさんあります。
移住という視点からみると、求めるものによってかわってきますが、
那覇が一番ハードルが低いのではないでしょうか?
沖縄移住・那覇市への引っ越しの
ちょっとした参考にしていただけると幸いです。
次回は、那覇の街を東京に例えると?ディープ編です。
栄町(高円寺?)・桜坂(ゴールデン街?)・松山(歌舞伎町?)・辻(吉原?)