【一大イベント】沖縄のお盆は ”ちむどんどん”

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こんにちは。照屋です。

みなさま、” ちむどんどん ”って聞いたことありますか？
沖縄の方言で
・楽しみで興奮する
・心がワクワクする
・ドキドキする
などの意味で使われている沖縄の方言です。

沖縄の年間行事の中でも一大イベントなのがお盆です。
お盆の時期に旅行や遊びに行ったりする本土の感覚とは違い、沖縄でこの時期に遊びに行ったら親戚中から非難される可能性が、、、
ちなみに私の家族では、正月に顏出さなくても怒られないのにお盆に顔を出さないと怒られます（笑）
それくらい沖縄の人達が大切にしている行事なんです。
沖縄のお盆は旧暦で行うのが一般的で、期間は3日間。
3日間それぞれに呼び方・意味があります。

〈1日目〉ウンケー（お迎え）

旧盆の初日は仏壇にお供え物を供え、ちょうちんを灯しご先祖様をお迎えする儀式を行います。
名前の由来は、ウンケーサビラ（お迎えします）という沖縄の方言からきています。
ちなみに、ウンケーの前日から当日午前中にかけては、県内のスーパーは大盛況しており、激しいお盆商戦が繰り広げられています。

〈2日目〉ナカヌヒー（中の日）

2日目はお中元を持って親戚宅を回り、お線香をあげに行く日です。
この日のお供え物は「そうめん」です。お昼ご飯にも冷やしそうめんを食べる家庭がとても多いです。
何故そうめんなの？とオバーに聞いたら「昔からそうめんさ～ ハハハ」と笑ってごまかされました（笑）

〈3日目〉ウークイ（お送り）

3日目はご先祖様をお送りする日で、親戚中みんなで集まって食事をしたり仏壇の前でワイワイ騒ぐ日。
名前の由来は、ウークイサビラ（お送りします）という沖縄の方言からきています。
夜遅くに、その家の嫡子が線香をあげてウチカビ（紙銭）を焼き、焼いたウチカビと一緒に
仏壇のお供え物の一部やお線香等を入れて、門前でご先祖様をお送りします。
その儀式が終わったら無事一大イベントは終了です。

また、沖縄のお盆シーズン最大のイベントといえば『エイサー』ではないでしょうか？？
お盆の3日間は沖縄の至る所でエイサーが行われています。

本来は青年男女が踊りながら集落内を練り歩き、（道ジュネーと呼びます）
各家の無病無災や家内安全・繁栄を祈って、先祖様を供養するために行われていました。
戦後になって、各地のエイサーを集めた”大会”や”祭り”などが行われるようになり、
各地の団体が優勝を競っていろいろな工夫を凝らして現在の”魅せるエイサー”に変化していきました。
最近では伝統的なエイサーだけではなく創作エイサーなどもあり、どの地域も個性的で見比べるのもとても楽しいです。
沖縄の夏はこれから！沖縄移住後に感じたエイサーの魅力2015

沖縄では何よりもご先祖様を大切にする地域です。
地域によってやり方も言葉も違ってきますが、基本的なやり方は一緒です。
始めて沖縄に来られた方やお嫁に来られて初めてのお盆体験の方は、カルチャーショックを受けるかもしれませんが、
沖縄の文化・風習に触れることができる最大の行事でもあります。
大切にすることは『先祖を大切にする心』です。

 

 

最後に、沖縄の人なら誰でも子どもの頃から教えられたことがあります。
「お盆の時は絶対に海に入るな、、、足引っ張られるよ、、、」
実際にお盆期間中のビーチ入場者数は激減します（入っている人のほとんどが観光客）。
実際に過去に事故が相次いでおり、ウミンチュ（漁師）でさえ仕事に出ないようにしているそうです。
信じるか信じないかはあなた次第ですが、この時期に無理に海に入らない方が無難かもしれませんね。

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