今年も台風の季節がやってきました。
夏目前にして台風が来ると、今年も夏がやってくるなぁ〜と少しウキウキするのはmakishiだけでしょうか。さてさて、今回の記事は沖縄の台風豆知識について紹介したいと思います。
台風が来る = イベント
本土だと、電車が止まったり民家が崩壊したりと嫌な気持ちになることが多いですが、沖縄県民は台風をイベントや臨時休暇のようなものだと思っています。小学生でさえ台風が来ることを知ると大喜び。学生や社会人にもなれば、台風前夜は金曜日の夜のような気分で、飲みにいったり、ドライブやボーリングに出かけたりする人も少なくないです。一般の家庭では、前日に買出しに行ったり、レンタルショップのゲオやTSUTAYAでDVDを借りに行ったりでお店が大混雑。
以前69が書いた「とりあえずスーパーへ!!」のわたし的 地元のスーパー3選!!で紹介されたサンエー、かねひで、ユニオンは大混雑。ほとんどの食べ物が売り切れます。とくにパンコーナーは必ずスッカラカンになります。
精肉コーナー
パンコーナー
台風当日は、あらかじめ買い出しで準備した食べ物やDVDを見てダラダラするのが恒例です。
バス運休が仕事・学校の休みの合図
まず、台風の日の朝は、ニュースで地元のバスが運休しているかをチェックします。バスが運休していれば、休み。運休してなければ仕事に出ます。この時、朝になって台風の進路が変わってたり、弱まって暴風警報が発令されてなかったら大変です。前日台風が来ると思って飲みに行ったり、夜遅くまで遊んでいたい人は最悪です。眠たい目をこすって出勤しないといけません。これでmakishiも二度ほど痛い目を見ました。
沖縄バス株式会社(http://okinawabus.com/wp/)
台風の日でもサンエー・かねひで・ユニオンは営業
県内の三大スーパーは台風の日でも営業です。とくにユニオンは少々のことではびくともしないスーパーとして県民に知られています。CMでおなじみの「今、あいています。ユニオンですから!」というキャッチフレーズも、たくましさを感じさせてくれます。しかし、そんなユニオンでも、あまりにも強い台風が来たときはお店を閉めます。沖縄県民はそれを見て、ユニオンが閉まるほど強い台風が来たんだと実感します。ある意味台風の強さを表す指標のようなものなのかもしれません。
ヒラヤーチーは台風の日に食べるもの
ヒラヤーチーとは、小麦粉を水で溶き、塩少々とかつおだしで味付けし、小口切りのネギまたはニラを入れて混ぜ、フライパンに薄く広げて両面を焼いたものです。最近は沖縄風居酒屋のメニューでもよく見かけるくらい酒の肴にも人気ですが、本来は台風時の非常食らしいです。理由は、少ない食材ですぐ作れるから?近年では台風の日に食べることも少なくなりましたが、オジィやオバァは台風の日に当たり前のように食べていたとか。
むちゃむちゃする
むちゃむちゃするとは、台風などが来て湿気が上がりジメジメした時に沖縄県民がよく使う言葉です。人によっては蒸し蒸し(むしむし)するという人もいます。台風が近づくと湿度が上がり「むちゃむちゃする」と言いたくなりますが、makishiはこれを標準語だと思っていました。
東京で働いている時に職場で「なんか今日は、むちゃむちゃしますね」と同僚(女性)に言った時、目が点になっていました。よくよくきくと、標準でそんな言葉は存在せず、こいつ何言ってるの?となりとても困ったそうです。しかも、むちゃむちゃの意味を改めて説明すると、「その音、なんかエロいから、あんまり言わないほうがいいよ」と言われたときは恥ずかしくて死にたくなりました。考えすぎかもしれませんが、危うくセクハラになるところでした。
沖縄の台風豆知識はいかがでしたでしょうか。
この記事を書いていて、沖縄県民ってやはり特殊なのかなぁと考えさせられました。あと、文化や県民性も独特なものが多いですね。
最後になりますが、今回、台風豆知識を面白おかしく書きましたが、台風は”災害”です。特に沖縄に来る台風はとても大きく強力です。時として死につながることがあるので、台風時はくれぐれも慎重に行動してください。
makishiのコーナーでした!読んでくれてありがと〜!