沖縄で開業・起業 宿を始めてみるまでの道のり 前編
- 2015/11/10
- 生活情報

移住する際に気になるのはやはりお仕事。
移住を機に沖縄で起業や開業という方もいると思います。
また、それを夢見て過ごしている方もいるのではないかと思います。
今回は私(移住者ではありません。純沖縄産まれ沖縄育ち)が宿を始めるまでの道のりを簡単にではありますが書き留めて、みなさんの起業や開業の際の現地情報としてのヒントになる事があればいいなと思ってます。
沖縄の事業についての豆知識
都道府県別の開業率と廃業率1位だそうです。トホホ
その中に過去の私も含まれてそうです。
私が宿をやろうと思ったきっかけ
ゲストハウスというものにであったのは10年ほど前でしょうか??そういう物件に初めて泊まって、不思議だけど楽しいなぁと思いはしたものの、その時はピンときませんでした。
その後、近い友人がゲストハウスを始め、そのお客さんとの交流やオーナー本人からの話を聞いてなんとなく面白い商売だなぁと思い続けて、去年くらいからやんわり物件探しをし始めました。
物件探しをして思った事
まず、希望の物件に出会う事の難しさ。。。
実は私、飲食業の経験もありましてその時にも思ったんですけど、飲食店NGという物件は多いです。
また、今回は宿泊施設という観点から賃貸の物件探しをしてみましたが、いざ「これは!!」という物件に出会った時に入居問い合わせしてみたら、どうやら不動産屋さんも大家さんもこの業種の内容がイマイチ理解できないようで難色を示される事も多々ありました。基本的に、不動産の賃貸で転貸借の禁止の条項がありますので、それと宿業を混同で考えてるようなところもあるように見受けられました。
せっかく出会った不動産の営業の方には何か物件あったら連絡くださいと一言添えるといいと思います。これも何かの縁となるはずですから。
そうこうしながらもなんとなくゆるく物件を探し続けてて一年以上経った頃に「おっ、これは!」という物件に出会い無事に交渉を済ませ、契約に至りました。
それは自分も想定していなかった場所だったので周りの友人も大丈夫??って反応でした。まぁそこらへんは勢いとインスピレーションも大事かな??って思ってます。
沖縄での物件探しのメジャーサイト
うちなーらいふ 昔からお世話になってるサイトです。他にも車やバイクの情報や、個人売買情報等もあってなかなか使えるサイトです。
GooHome ここ最近勢力を伸ばしてきてて掲載量がどんどん増えてるサイトです。
複数のサイトで物件を逃がさずにチェックすることでおこぼれを減らす事は重要です。私はその他に新聞の不動産コーナーもマメにチェックしてます。沖縄の新聞は地元に密着なので、ローカル情報を手に入れる手段としては最適です!大手の新聞とは少し違うスタイルで購読するといいと思います。たとえば沖縄ではお悔やみ欄を毎日チェックするために購読してるような側面もあります。
気を付けたい事
最近は、不向きな場所での宿泊施設の営業で、摘発や住人トラブルが増えてるようでたびたびメディアに取り上げられますね。そういった事が無いような場所を選び、近隣との交流やご理解を得られることが、今後のこの業界の先を左右すると思われます。
宿泊所の準備ごと
旅館業は保健所の管轄になりますので、最寄りの保健所へ直接相談した方が色々悩みを解決できます。
また、消防法令をクリアしなければならないので、最寄りの消防署にも同時期くらいに直接相談した方がいいと思います。あと、防災屋さん消防設備屋さんという業種の方にも要相談。
どちらも物件を押さえる前に相談しとくのもミソですね!
準備資金について
家賃等の初期費用(家賃、仲介手数料、敷金、礼金、保険料)
消防設備に関する費用(煙感知器、避難誘導等、避難誘導標識、消化器)
家具等の費用(ベッド、ソファベッド、テレビ台、ダイニングテーブル、)
家電等の費用(冷蔵庫、電子レンジ、エアコン、照明、テレビ、掃除機)
リフォーム費用(物件による)
生活備品費用(食器、清掃具、リネン、寝具)
消耗備品費用(ペーパー類、ゴミ袋、)
広告費用(ホームページ制作、フライヤー、ネット広告)
通信料(電話、ファックス、インターネット)
大まかに以上の項目と物件を照らし合わせれば、どれくらいの金額がかかるか分かり易いと思います。
自分的に一番痛かったのはエアコンですね。。エアコン付きで入居したつもりが、使えなくても交換しませんという条件でした。一応入居前に簡単にチェックはしてどうにか使えそうだなぁと思ってたのですが、冷えませんでした。。。
さすがに沖縄はエアコンないと過ごせないし、中古というわけにはいかないし、工事費も。。。
続きます。